新崎賞
新崎賞について
日本通訳翻訳学会新崎賞について
日本通訳翻訳学会新崎賞は、新崎隆子会員の意向を受けて2016年に制定されたものである。新崎賞は、通訳の実践と教育に関する研究の振興を目的としており、この分野に関する最優秀の論文あるいは書籍に与えられます。また、奨励賞は今後の研究展開が期待できる優れた論文に与えられることになっています。
新崎賞(賞状と副賞30万円)
奨励賞(賞状と副賞5万円)
応募手続きは毎年5月初めに発表されます。対象となる論文と書籍は当該期間内(前年5月1日から翌年3月31日まで)に発表・刊行されたものです。詳しくは以下の新崎賞規約をごらんください。
第一回新崎賞(2017年)受賞者と受賞論文
審査委員会による厳正な審査により、第一回新崎賞(2017年) は立命館大学生存学研究センター客員研究員・飯田奈美子会員の『対人援助におけるコミュニティ通訳者の役割考察―通訳の公正介入基準の検討―』と決定し、2017年9月9日の総会にて表彰式が行われました。なお奨励賞の該当者はありませんでした。
第五回新崎賞(2021年)受賞者と受賞論文
審査委員会による厳正な審査により、第五回新崎賞(2021年) は神戸市立外国語大学名誉教授・船山仲他会員の『自然言語をめぐる秩序 言語化と概念化』と決定しました。なお奨励賞には、岡村ゆうき・山田優会員の『「順送り訳」の規範と模範: 同時通訳を模範とした教育論の試論』が選ばれました。いずれも2021年9月4日の総会にて表彰式が行われました。
第六回新崎賞(2022年)受賞者と受賞論文
審査委員会による厳正な審査の結果、新崎賞は該当なし、奨励賞は Jihyeon Kim 会員の “Revisiting the Interpreter’s Role in the Bilingual Courtroom: Normative Roles, Users’ Expectations, and the Status Quo of Court Interpreters” に決定し2022年9月3日の総会にて表彰式が行われました。
第八回新崎賞(2024年)受賞者と受賞論文
審査委員会による厳正な審査の結果、第八回新崎賞(2024年)は、齊藤美野会員(順天堂大学准教授)、佐藤美希会員(札幌大学教授)編著によるTsūji, Interpreters in and Around Early Modern Japanと決定しました。なお、奨励賞には、田村智子会員(国際基督教大学准教授)によるPolice Interpreters in the United States: Hearsay, Agent, Conduit, Accuracy, and Interpreter Accountabilityが選ばれました。いずれも、2024年9月7日の総会にて表彰式が行われました。