関西支部
日本通訳翻訳学会関西支部第31回例会のお知らせ
■第31回例会を以下の要領で開催します。ふるってご参加ください。
【日時】 2012年12月22日(土)15:00~17:30【場所】 西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)
発表1
【発表者】森 清夏(2012年10月神戸女学院大学大学院修士課程修了)
【題目】日英翻訳:ネイティブレベルの英語に訳すための工夫―ある翻訳プロジェクトの報告―
【要旨】発表者は神戸女学院大学文学研究科修士号取得の必須単位の一環として翻訳プロジェクト(『ダウン症児の赤ちゃん体操―親子で楽しむふれあいケア』の出版を前提とした日英翻訳)に取り組んだ。出版翻訳に詳しい英語ネイティブスピーカーに発表者の英訳原稿を添削いただく中、日英翻訳特有の様々な問題点をどう解決するか、多くのヒントが浮かび上がってきた。本発表では、今回のプロジェクトの取り組みを紹介し、目標文化寄りの「英語母語話者にとって自然」な英訳にするためにはどのような発想の配慮が非母語話者である翻訳者にとって必要か、翻訳―チェックのプロセスを通して抽出した意識すべきポイントを発表者による原訳文とネイティブスピーカーの添削を照らし合わせながら考察したい。
発表2
【発表者】古川 典代(神戸松蔭女子学院大学)
【題目】中国における通訳事情と通訳トレーニングの実情
【要旨】2011年4月~2012年3月まで、北京に留学して通訳トレーニングの実情や学生のレベル、日中通訳の需給関係などの調査研究を行った結果をまとめて発表したい。日本で長年中国語通訳教育に携わった身にとっては驚愕の現状や、同時通訳者志望者の激増など、日本とは異なる成長をしている中国の通訳者市場を紹介・分析し、今後の日中間での通訳者の育成動向や課題をうきぼりにしたい。
【参加費】会員:無料 非会員:1,000円(学生500円)
【申込み】12月15日(土)までに西村(nishimur@tachibana-u.ac.jp)にご連絡ください。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。