関西支部

日本通訳学会関西支部第17回例会のお知らせ

日本通訳学会関西支部第17回例会のお知らせ


[日時]:2008年3月29日(土)3:00~5:30
[場所]:千里ライフサイエンスセンタービル9階903号室(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐ)
ご注意!:いつもと同じ建物ですが20階ではなく9階です


<研究発表1> 伊原紀子会員(神戸大学非常勤講師)


「翻訳を活用してリーディングスキルを高めるには」


<要旨> 最近、リーディングの授業で和訳をするのは好ましくないという論調が高まっている。これは伝統的な文法訳読法への批判に依拠するものが多い。実際の翻訳は、コンテクストを考慮せず日英の語句に一対一の対応を求める訳読式ではあり得ない。小説、宣伝、ニュース、要旨訳、字幕翻訳、再話などには、それぞれのテクストの機能に応じた翻訳法がある。事例を検討しながら、必要な箇所を適切な形で翻訳させることが、読解力やメタ言語能力の養成に如何に効果的であるかを確認したい。


<研究発表2> 新庄谷洋子会員(大阪大学大学院)


「関西における通訳・翻訳者の現状と展望」


<要旨> 通訳者や翻訳者は、同業者同士のつながりは案外薄く、業務内容や報酬についての情報交換がなされることがあまり多くない。通訳業とか翻訳業のみで生計を立てることは可能なのか。エイジェントとの関係はどうなのか。これらの疑問点を解消すべく、発表者がこの1年間に主として関西で稼働する通訳・翻訳者に、アンケートと聞き取り調査を行ってきた。その結果について報告するとともに、展望を試みる。


[参加費] 会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡] 3月22日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。