研究法・論文執筆プロジェクト

研究法・論文執筆プロジェクト主催公開ワークショップのお知らせ

「研究法・論文執筆」プロジェクトでは今年11月22日と2015年3月1日に研究・論文執筆を専門に研究されている講師をお招きしてワークショップを開催することになりました。通訳や翻訳の実務の経験をもとに研究をしてみたいという方、学生の論文指導をされている先生方、基本に立ち返って研究や論文の組立てについて考えてみたい方にとって大変参考になるワークショップです。どうぞ奮ってご参加ください。

第1回「研究の目的と方法」11月22日(土)13:30―15:30 清泉女子大学(五反田)
第2回「研究論文の組み立て」3月1日(日)13:30―15:30 日米会話学院 (四谷)
参加人数:ワークショップの活動に参加できる人数は24名まで。
さらに16名ぐらいまでオブザーバー参加していただけます。
できるだけ2回参加されるようお勧めします。
参加費:会員、非会員ともに無料
事前申し込み:新崎のメールアドレス(rynatsuki(a)za.cyberhome.ne.jp)にお願いします。
受付:先着順 (申し込み多数の場合は、2回参加できる方を優先することもありますのでご了承ください)
「ワークショップ「研究を構想し執筆する」
第1回「研究の目的と方法」11月22日(土)13:30―15:30 
清泉女子大学 2号館222教室(五反田)
第2回「研究論文の組み立て」3月1日(日)13:30―15:30 
国際教育振興会日米会話学院 216教室 (四谷)
本ワークショップでは、研究を構想するための基本的な要素を確認し、学術論文の組み立て方を学ぶ。自立して研究を構想し執筆できるよう、また他者の研究を理解したり評価したりできるよう、アクティビティを通して学ぶ。
第1回は、研究の目的と方法を概観する。研究とは何か、どのような種類があるのか、研究論文とはどのようなものか、研究に相応しい問いとはどのようなものかを学ぶ。
第2回は、研究論文の組み立て方を学ぶ。研究の種類による構成の違いを理解したうえで、それぞれの章にどのような内容を執筆するかを学ぶ。
講師 佐渡島紗織
専門は、国語教育。特に、文章作成の指導と評価。1998年に米国イリノイ大学でPh.D. を取得。帰国後、国立国語研究所にて、研究補佐員として調査に従事。2002年より早稲田大学勤務。アジア太平洋研究科講師、国際教養学部講師、留学センター准教授を経て、現在は、国際学術院教授。
早稲田大学で、大学院生がライティング指導に携わるプログラムを開設した。大学院生が文章指導を行なうパソコン配信の授業では、学部1年生が年間5000人履修する。また、日本語文章と英語文章を検討できるライティング・センターでは、大学院生の指導により、年間約4000セッションが行なわれている。これらの指導に当たる大学院生を全研究科から募集し育成している。
著書に、『これから研究を書くひとのためのガイドブック』2008年ひつじ書房(吉野亜矢子との共著)、『文章チュータリングの理念と実践』2013年ひつじ書房(早稲田大学ライティング・センター、教員・助手・チューターとの共著)、論文に「自立した書き手を育てる」『国語科教育』66集2009年などがある。