例会

第21回例会報告

日本通訳学会第21回例会は、5月13日、およそ40人ほどの参加者を集めて無事に終了しました。そのように意図していたのではなかったですが、三浦先生の「フランスの言語政策」のお話が理論編、アーサー・ビナードさんの「言葉の鏡」が応用編という感じになっていました。


三浦先生のお話からは国家の言語政策はどういう形をとりうるのか、世界にある何千もの言語のなかで国語の位置づけにあるものは国の数、およそ200に過ぎないという当たり前のことをいまさらながら感じました。


ビナードさんのお話は、のっけからジョークでmonolingual な国民とはアメリカ人、にはじまり単一言語が優位性でもあり制約であるかも考えさせられました。言語を使う仕事をしている通訳者、翻訳者にとってはもちろん、広く一般の方々にとってもきわめて示唆に富む内容でした。懇親会にも20名近い方々が参加してくださいました。みなさん、ありがとうございます。


当日の写真は、以下のリンクでご覧になれます。
http://photos.yahoo.co.jp/ph/photoskoffice2001/


(担当理事)鶴田